若年性アルツハイマー治療は専門の名医に診察してもらうのが一番



アルツハイマー型認知症は、大脳の全般的な萎縮によって、認知症を主体とした症状が出現する神経変性疾患のことです。

そのうち64歳以下で発病した場合を若年性アルツハイマー病、65歳以上で発症した場合をアルツハイマー型老年認知症とよび分けることもあります。

若年性アルツハイマー病は老年期に発症するものよりも進行が早いことが特徴で、さまざまな神経症候を示します。

そのため、若年性アルツハイマー病の治療を名医に行ってもらうことは非常に重要です。

残念ながら現代の医学では、アルツハイマー病の正確なメカニズムが解明されているわけではないので、根治させる治療はありません。

ただ早期発見早期治療によって、進行を遅らせることは可能なのです。

若年性アルツハイマー病では早期発見早期治療が大切

アルツハイマー病の初期の症状では、問診や認知機能検査などで物忘れがみられるほか、有名な症状としては、物を盗まれたのではないかという妄想をするというものがあります。

また年月日の感覚が不確かになってきます。

しかしこの時点では、自発性が低下してはいますが身辺の自立は可能です。

若年性アルツハイマー病ではとくに早期発見早期治療が大切になってくるので、この時期の診察でしっかりと病気を発見することがとても重要です。

初期段階では脳のうち海馬や側頭葉が萎縮していきます。

中期の段階にはいると、徐々に頭頂葉の障害が起こります。

この段階まで来ると認知症の症状はかなり顕著に表れてきます。

次第に新しいことだけでなく古い記憶も忘れていくようになったり、自分の家を認識できなくなったりします。

また流暢に話したり、服を着るなどの動作にも障害が及ぶので、日常生活にも介助が必要になってきます。

そして後期に移行すると、記憶をほとんど失ってしまい、意思の疎通が困難になります。

またこのころには肉親が誰なのかも分からなくなってしまいます。

他にも失禁や歩行障害などを引き起こし、最終的には無動、無言となり、寝たきり状態になっていきます。

一部には家族性のアルツハイマー型認知症もありますが、ほとんどは家族性のない症例です。

それらの症例は遺伝的素因と環境要因の二つが総合的に原因となって発症していると考えられています。

「いつどこで何をした」という記憶がそのまま欠落する

認知症の症状で病院を受診すると、CTやMRIなどの画像診断やSPECT、PETなどの機械を用いた検査を行ってくれることがあります。

画像診断では脳の萎縮の程度が分かるほか、SPECTやPETでは頭頂葉や側頭葉の血流の低下がみられるのです。

ただ特にMRIの所見などでは、初期には異常が見つかりにくいことがあります。

それでも認知機能の低下は緩やかかつ持続的に進行していきます。

名医の診察を受けていると、単に物忘れなのか、それとも認知症が隠れているのかを見破ってくれることでしょう。

それを専門に扱うのが物忘れ専門外来というものです。

これは認知症専門医が診察にあたるので、通常の内科の医師が診察を行うよりも精度の高い診察を受けることが出来ます。

アルツハイマー型認知症では、「いつどこで何をした」という体験の一連した記憶であるエピソード記憶がそっくりそのまま欠落してしまうために物取られ妄想が頻繁にみられます。

これは「大事なものをしまった」という経験自体を忘れ、欠落してしまった記憶を取り繕うために「盗られた」というウソの体験を作り上げてしまうことによって起こります。

アルツハイマー型認知症の患者さんの特徴は、覚えていないことや分からないことを質問されても「分かりません」とは答えないことです。

何らかの言い訳をしてうまく取り繕う傾向にあるという特徴があります。これは記憶の欠落によっておこることなので、本人はうそをついているつもりは全くありません。

新薬の開発は今も進行している

アルツハイマー型認知症の進行を抑制する薬剤として、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬である塩酸ドネペジルが使用されています。

この病気は認知機能にかかわる神経伝達物質であるアセチルコリンが顕著に減少してしまします。

塩酸ドネペジルはこのアセチルコリンが分解されるのを防ぐことで、アセチルコリン量を増加させることが出来ます。

塩酸ドネペジルによって、認知症の進行を止めることはできませんが、遅らせることはできるため、治療の中心となっています。

また一時的にでも認知機能を改善させることができることもあります。

患者さんはその分、自立した生活の期間を延ばし、今後の介護の希望を伝えたり、後見人を決めておくことができるようになります。

このことによる患者さんやその家族への意義は大きく、これからも早期受診、診断、治療が大切となってくることが分かります。

いまでは塩酸ドネペジルのほかにも、ガランタミン、メマンチン、リバスチグミンなどの薬剤が次々に承認されており、新薬の開発は今も進行しているのです。

今後も医療が進歩していけば、いずれはアルツハイマー型認知症が根治する日も来るのかもしれません。

【2018年】新しい若年性アルツハイマーの治療薬の開発が日々行われています
厚生労働省の2015年1月に発表された日本の認知症患者数は、2012年時点で462万人とされ、65歳以上の高齢者の約7人に1人と推計されています。 若年性アルツハイマーは、6
2018-10-16 12:26
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幸四郎

幸四郎

若年性アルツハイマーになった兄がいます。症状を遅らせ良い方向に向かって欲しい思いから、いろいろ調べた情報をサイトで公開しています。若年性アルツハイマーでお悩みの方に少しでもお役に立てれば幸いです。

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