【2018年】5分でわかる!若年性アルツハイマーって一体どんな病気なんですか?

認知症は高齢者だけでなく、若年層でも発症を見ることがあります。特に65歳未満の年代の年齢に生じるものを若年性認知症として認識されているのです。

脳血管型認知症とアルツハイマー型認知症

一口の認知症といっても、発症機序の違いにより幾つかのタイプがあることが知られています。なかでも患者数が多いのは、脳血管型認知症とアルツハイマー型認知症の2つです。

前者は脳梗塞や脳出血を発症後の後遺症として発症します。

これに対して後者のアルツハイマー型認知症はアミロイドベータと言う特殊な蛋白質が脳組織に蓄積されることで脳細胞が萎縮していく進行経過を持っているので、発生機序が異なります。

さて若年性認知症のなかでも、若年性アルツハイマーは脳血管型認知症についで2番目の患者数が見られることから、必ずしも他人事ではないと言って間違いないでしょう。

物忘れが出るのが主な症状であることは、高齢者のアルツハイマー認知症と共通していますが、年齢の若さから認知症を想起されることが少なく、見過ごされていることがあります。

仮に仕事や日常生活に支障が出るようになり、医療機関を受診しても、認知症や更年期障害と誤診されていることも珍しくありません。

高齢者と異なって、仕事上の失敗に頻繁に遭遇するようになっても、うまくとりなしたり、言いつくろったりすることで現場を切りぬけることも多く、周囲からも気付かれることが少ない傾向があります。

男女合わせて4万人弱の患者数がいると推定されている

気になる患者数ですが、2009年に厚生労働省が発表したデータでは、男女合わせて4万人弱の患者数がいると推定されており、女性に比べて男性患者数がやや多く、発症平均年齢は約51歳とされています。

年齢的にも就業先ではリーダーや役職的地位に立つことも多く、子供のいる家庭では進学を控えた年齢の場合も多く、一家の大黒柱が若年性アルツハイマー症に罹患すると、深刻な事態が予想されます。

あらゆる病気について共通して言えることですが、何事も早期発見早期治療が病状の進行を遅らせる上では、非常に重要です。

アルツハイマーの特徴的な症状とは

アルツハイマーの兆候が見られたら注意を払う必要があります。特徴的な症状などの要点を抑えておきましょう。

一番典型的なのは記憶障害や見当識障害です。数日前の出来事が思い出せなかったり、大事な予定や約束をすっぽかすなど明らかな記憶能力の減退や異常が初発症状になることが多いようです。

忘れた事実を指摘されても、忘れたこと自体を記憶することが出来ないために、話しが噛み合わなくなってきます。見当識障害とは今日の日付が分からなくなったり、自分がいる場所を把握できず家への帰り道を思い出せずに途方に暮れる等を言います。

さらに理解力や判断力の低下も目に付くようになるのです。例えば、料理上手だった人が、材料の下ごしらえの方法が分からなくなったり、調味料の分量を完全に忘れてしまうと言った変化で、周囲が気付くこともあります。



整理する機能も障害され部屋が散らかってしまうことも見られるのです。理解力と言えば数式の当てはめなども該当します。そこで簡単な計算式を処理できず、おつりを計算できないため万札での支払いが増えてしまい、大量の小銭が衣服のポケットから出てくるような行動も観察されるのです。

行動に節度が見られなくなり、同じ行動を反復継続する、例えば同じものを毎日買ってくる等の問題行動も伴うようになります。

特にアルツハイマー型認知症の症状には、認識力が低下することが多いとされています。例えば屋内の部屋で、外部に通じるドアが目の前にあるにもかかわらず、部屋から出ることが出来ずに、ぐるぐる歩き回る等の行動が見られます。

あるいは、言葉で物を取るように言われても、目の前の対象物と物の名前が一致せず、見当違いのものを手に取るような振る舞いに出ることも珍しくありません。

薬物療法や行動療法で進行を遅らせることは可能

以上は若年性アルツハイマーの中核的な症状を取り上げました。さらに病状が進行すると、生活が難しくなると気分や性格にも変化をきたすようになるのです。

大事なものをしまい込んでしまったことを忘れてしまい、家族に盗まれたとの妄想を抱くこともあります。記憶能力が低下する中で自信も不安や恐怖に駆られるおかげで、不安が募りイライラしたり、涙もろくなる・抑うつ状態になる等も珍しくありません。

さらに進行すると本人は目的を持って行動しているものの、実際には妄想や厳格に支配されて俳諧行動を取ったり、リフォームに伴い生活環境が変化するとトイレの場所が認識できず失禁するなどの問題行動も見られるようになるわけです。

若年性アルツハイマー認知症を完治させることは叶いませんが、薬物療法や行動療法で進行を遅らせ、QOLを維持しながら長時間生活することは可能です。

しかし年代的に脳腫瘍やうつ病、更年期障害などと類似した症状が見られるため、早期発見のためには適格な診断が不可欠です。仕事の段取りが悪く失敗が連続したり、同じものを買うような問題行動が見られるようであれば、周囲の家族が積極的に診察を促すように配慮してあげて下さい。



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