若年性アルツハイマーの必要な家族のの介護とケアー



認知症と言われれば高齢者を連想しますが、もの忘れが激しくなったり日常生活に支障をきたすほどものを認知できなくなってしまう現象は、何も高齢者だけに起るとは限りません。

若年性アルツハイマーといって、ごく若い年齢にもかかわらずそういった認知症の症状を引き起こしてしまうという人もいるということを覚えておきましょう。

64歳以下の人は「若年性アルツハイマー」

一般的に物忘れが激しくなって、アルツハイマ-型の認知症と診断されるのは65歳以上の年齢の人です。

その年齢よりも下である64歳以下の人がこういった症状を訴えた場合、「若年性アルツハイマー」と呼ばれ、若年性という文字が病名の上につくことになります。

そして覚えておかなければならないことしては、人によっては20代や30代からこの病気になることが考えられるということです。

病状の進行がとても速い

実はアルツハイマ-の原因というのは、未だ完全には解明されていないということをご存知でしょうか。

しかし、完全ではないにしろいくつかの要因がアルツハイマ-を発症させることに大きく関わっているということはわかっています。

そのひとつに遺伝的要素というものがありますが、家族の誰かが若くしてアルツハイマ-になったからといって、必ずしも自分も若いうちから物忘れが激しくなるということではありません。

確かに遺伝的要素が原因のひとつであるということは言えますが、そのことが占めている割合はごくわずかであるということを忘れないでください。

若年性アルツハイマーの初期の症状として挙げられるのは、一言で言えば物忘れが激しくなるということですが、うっかり忘れたというレベルではなく、昨日まで通っていた駅までの道がわからなくなり、迷子になってしまうといった状況です。

そして注意しなければならないことは、この病気は病状の進行がとても速いということだと言えるでしょう。ですから家族は患者を支え、病状を少しでも遅らせるためにさまざまなケアーや介護が必要となってきます。

事前に確認しておかなければならないこと

ケア-の第一歩に本人への告知というのがあります。

それは家族にとっても非常に辛いことではありますが、この病気を完治させる方法が現在の医学ではない以上、本人への告知はこれからこの病気と闘うためには必要なことではないでしょうか。

患者の中には最近急にもの忘れが激しくなったために、アルツハイマ-を自身が疑っていたという人も少なくありません。

そのような人に本当のことを告げないのは逆効果になることがあるということを心に留めておいてください。

こうして患者と家族が一体となって病気と闘うことを決めたら、事前に確認しておかなければならないことがたくさんあります。まずはソフトの面からです。

このような病気になってしまった本人の病状が進む前に、将来どんな風に暮らしたいかということを是非聞いてみてください。

病気が進行してしまえば、何もかもわからなくなるからなどという投げやりな気持ちは感心しません。できる限りありのままの姿を受け入れるという介護する側の覚悟も必要になります。

患者の気持ちを中心に病気を受け入れて行くことが大切

病状が初期の段階では、患者は十分に周囲のことを認知できるはずです。

ですから患者に何も告げずに周りの人間だけで決めしまうのではなく、患者の気持ちを中心に病気を受け入れて行くことが大切です。

気持ちのケア-と同時進行で始めなければならないのが、具体的な介護についてです。

介護にはお金がかかり、世話をする人には限界があるということは早いうちから理解しておくべきです。

どこまでが自分の限界なのか、どこまでが経済的な限界なのかということを現実を踏まえてしっかりと見極めて行くことが息の長いケアーを続けるための秘訣ともいえるでしょう。

そういったことを客観的に理解したら、具体的にサポ-トしてくれる機関を探してみることをおすすめします。

ポジティブで明るく過ごせることが大事

物事を早いうちから具体化することで、ひとりではなく支えてくれるものがあるんだというポジティブな気持ちになれるはずです。

1番いけないのは、ひとりで何でも抱え込んでしまうことです。

精神的にも経済的にも周りが手を差し伸べてくれないと思い込むのはとても危険なことです。

ですから病気が発覚したらすぐにでも、家族や親戚で介護の分散を考えてみてはいかがでしょうか。

それから在宅介護の限界が来た時に、どの段階で誰に依頼するかということもあらかじめ決めておくとよいと思います。

ケアマネ-ジャ-等に相談してアドバイスを受ければ、同じような状況の家族の例なども聞くことができるかもしれません。

若年性アルツハイマ-は普通の認知症に比べて本人が若い分、周りの家族も辛い思いをすることになりますが、進行を遅らせる以外に方法がないというならば、病気に立ち向かいながらもなるべくみんながポジティブで明るく過ごせることが大事なのではないでしょうか。

こういった病気のための相談の窓口があるということを心に留めておきましょう。

そしてひとりでは思いつかなかったことも、ひとりではできないということも、みんなの協力があればやり遂げることができるということを思い出してください。

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幸四郎

幸四郎

若年性アルツハイマーになった兄がいます。症状を遅らせ良い方向に向かって欲しい思いから、いろいろ調べた情報をサイトで公開しています。若年性アルツハイマーでお悩みの方に少しでもお役に立てれば幸いです。

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